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緑の光線のrのレビュー・感想・評価

緑の光線(1986年製作の映画)
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こうじゃなきゃ・・って思い続けている主人公見ていて切ない。気付かないうちに自分を縛って閉じ籠もること沢山あるから主人公と自分を重ねて見ている時もあった。
まわりの人たちがまるで正しい答えがあるかのように励ましたり諭したりしてきて押しつぶされそうになる。じぶんからいかなきゃとか言われても、直感を大事にしている人からしてみれば、恋することがあるのなら気になる人には自然と動くはずだからそのアドバイスはいらないんじゃないかな・・・終始よかれとおもっての押し付けがましいアドバイスに苦しくなった。
「必要な時は鍵はある」・・・涙

三島由紀夫の春の雪に、「貧しい想像力の持主は、現実の事象から素直に自分の判断の糧を引き出すものであるが、却って想像力のゆたかな人ほど、そこにたちまち想像の城を築いて立てこもり、窓という窓をしめてしまうようになる・・」とあり、この映画のことを思い出した
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