こじらせ女子のデルフィーヌ、おかたくて、頭でっかちで、傷つきやすくて、そして自分で判っていないがかなりの自己中…
そうそう世界共通、女の子は若いときのある期間、こんなこと言うもんだ。それが12歳なのか20歳なのか28歳なのか、それは個人差があるさ。
経験値が少ないから、まだ自分の物差しでしか見れないし、見方の角度を変えられない。
とにかくデルフィーヌがあれこれ痛い。そしてそのデルフィーヌを観ていると、記憶の角においておきたいヤツをあれこれ思い出す…自分の若かりし日のある恥ずい1日や、友人の過去の若さゆえの不可解な行動とか。もう、ちっとも映画に集中出来やしない…
デルフィーヌの抱える矛盾と不安を、光や風景、そして不穏な音楽で、上手に拡大していく手腕!
最後は、デルフィーヌ、頑張ったね。良かった、と思った。でも、そいつでいいの?まあ、いいか…