初めて観た時からこの映画と監督には
とても惹かれた。
自然体すぎる演技と作り込まない画。
どこにでもあるようなテーマを
クスクス笑いながら、ニヤニヤしながら
たまにはチクチクしたりして
自分に投影しながら、観ることができる。
どうでもいい会話や面倒な会話も切り取らないし、無駄にみえる場面もたくさん。
他の映画じゃ、詳しく掘り下げそうな場面はあっさり。
相当めんどくさい女の子を
こんなに優しくあたたかな目線で忍耐強く描いて、
偶然の重なりと、心の移り変わりと、変化しようのない心を、自然に流れるように描く。
理由はわからないけど、
やっぱり何度観ても好き。
「頑固じゃないのよ。人生が私に譲らないの」
なんて素敵な言い訳!
頑固そのものの言い訳だけど
この映画を支えてるのは、意外とこの言葉だったりして…と思ったり。
また観よう。