どーもキューブ

皇帝密使のどーもキューブのネタバレレビュー・内容・結末

皇帝密使(1984年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

サミュエルホイのC級物真似007カールマックとともに



1984年シネマシティ提供
製作カールマック、ディーンセキ。
監督ツイハーク。



2019年、自宅ルーチン鑑賞。棚にあるやつ1枚見てみよう再見シリーズ。なんか香港映画見てみたい気分。

香港映画のコメディアン、兄弟俳優、ホイ兄弟。

監督出演する「ミスターブー」シリーズを立ち上げたマイケルホイ。
色男ハンサム担当、音楽サミュエルホイ。
ボケ担当のリッキーホイ。

ハンサム担当サミュエルホイがわかりやすいほどアクション俳優やりたい的映画「悪漢探偵」シリーズ。

その3作目「皇帝密使」。地上波でも放送されていました。確か小学校くらいに見てた記憶。結構面白かった思い出。ビデオは松下進イラストレイトのジャケット、ポニーキャニオンVHSだった気がする。

TWINレーベル1000円DVD棚から1枚掴み鑑賞しました。



うわあ!無駄無駄無駄
贅沢贅沢派手派手で
まるで思いつき思い通り007真似こきアクションてんこ盛り。あくまでC級にね。

サミュエルホイこと「キングコング」は、物真似イギリス王妃から捜査に協力するよう言われる。文句百言うサミュエルだが、美女がついて来る言うとすぐオッケー。

物真似「007」初代ジェームズボンド、ショーンコネリーの似てる人がでてきたり、
「007ゴールドフィンガー」出演の帽子飛ばし男の物真似の方が出たり、
「007」ロジャームーアから本物ジョーズことリチャードキールが出演。

「007」、「スパイ大作戦」寄せがわかりやすい本作。

つるぴか頭皮のカールマックと共に仲良く喧嘩捜査大泥棒をする第三弾。

ほか物真似タレント勢揃い出演の大過剰サービス。
びっくりしたのが「スパイ大作戦」のピーターグレイブが本物で出演していた事がびっくり。てっきりこちらも物真似さんかと思っていた。 

キングコングの秘密道具も様々で磨きがかかっている。

相変わらずのサミュエルホイ去り際の決め台詞、

「バ~イ」

とニヤけ顔あり。アクションを今回は無駄にとにかく入れとけ満載。

なかでもスケボーで逃げ切るというアクションシーン。割にガチンコでやっているからプチ必見。

スケボーで連なる車をピョンピョン跳びはねるというわかりやすい
ファミコンのナムコのゲームかよ!
みたいなシーンがちで吊って演じていた。メイキング見て驚いてたけど。

複数バイクで建物内ブンブン、ジャンプブンブン。これ「悪漢探偵」でもやっていた。

極めつけは、モロ東映戦隊ものかよ!的ミニ空飛ぶ機械に乗り地下鉄に潜る(笑いが止まる)なぜかカールマックは宙ぶらりん。んで女性の切符を空から奪い、改札通るってなんでやねん(笑)空飛んでるし!

まあこういうなんだか細かい失笑ギャグ取り込みながらアクション山盛り。
特撮は、はめこみ丸出しの懐かしい画面。空飛んでるけどはめこんだ画面みたいなチープ全だし。

ほか
カーアクション
無駄な爆破
無駄な空中戦
ヘリコプター戦
なりきりコメディ
ハイテク金庫やぶり
銃撃戦
満載。。

カールマックのはげネタからカールマックの奧さんとの夫婦ネタ

サミュエルとカールマックのコメディ喧嘩

と明らかに1作目より予算超倍増、アクションシーン8割増しの過剰サービス。

本作当時の歴代香港映画興業収入ナンバーワンになった作品。
凄い想像しょ~もなアクションをわりにガチにツイハークはやっているから笑えた。

監督は、若きツイハークで、やりたい放題の香港スピンぶり。
製作には、メイキングで解説していたジャッキーチェン映画のニコニコ策士、ディーンセキが登場。ディーンセキは1作目「悪漢探偵」に出演していました。

やあここまでやってメガヒットしたそうです。

日本でも「ゴールデン洋画劇場」で見た記憶あり。
幼かったからかな?滅茶苦茶面白かった印象だったけど、今は割と冷静に失笑しましたあ。

けど凄いなあ!勢いがね。
サミュエルホイ乗ってるなあみたいな感じあり。

これ子供に見せたいわあ。

本作再発売されない「悪漢探偵2」とともにシリーズ5作製作されました。




さて
サミュエルホイの物真似007カールマックとともに

ツイハークの鬼才な無駄ぶり必見。

ミスターブーファン
ツイハークファン

ぜひ!

追伸
本作ヒロインのシルビィアチャン、鬼婦人警官ぶり披露していましたが、今も女優業続けていてびっくり。「妻の愛娘の時」で出演監督デビューしていて只今!絶賛公開中!いやあびっくりびっくり!
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