ゆうそら

愛の黙示録のゆうそらのレビュー・感想・評価

愛の黙示録(1997年製作の映画)
4.1
田内千鶴子さんの実話が映画化されているということで鑑賞しました。
息子さんの観点で描かれていました。
社会福祉の為にということではなく、ただ単に『 愛する夫が戻って来るまで共生園を守りたかった』とても印象的でした。
日本で長男が病気がちだったのもあるだろうけど、お母さんを振り切ってまで家を出ていくシーンを通して、勿論残してきた孤児達への思いもですが、夫に情がなければ、迫害する韓国にわざわざ渡韓することが出来なかったのではと思いました。
戻っても新しい奥さんもいたのに自分の子供も孤児達と同じように分け隔てなく育てた、田内千鶴子さんの母としての心情はいかばかりだったろうかと思う時、将来、立派にユン・ギさんが日本で社会貢献していく見えない母子の絆という愛を感じさせてもらいました。
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