このレビューはネタバレを含みます
自分の意志だけで生きていくことが出来ない子供が、大人の勝手な都合であるべき未来を断たれてしまう話はいつの時代でも、どこの世界でも悲しい。
明治時代中期、成績優秀の吾一は担任の教師次野に目をかけられて…
田坂具隆監督のおそらく日本初本格的文芸映画の傑作だろう。下宿浪人画家江川宇礼雄が忍従する子供片山明彦をダルマに例えて自分の足で立てに奮起、片山が、開化丼を切っ掛けに下宿屋主人沢村貞子、松平富美子にラ…
>>続きを読むなんとも感慨深く、胸に迫る美事な文藝映画。
友情って素敵だなぁ。母子の愛情って素敵だなぁ。そしてなんと母親が美しいことか!母親役の滝花久子(田坂監督の奥さん)の控えめな演技とその憂いを含んだ表情には…
大好きな片山明彦様が虐げられている姿は、映画の中といえども辛すぎて終わったあとまで尾を引くけど、それだけ名演技ということもいえるんだと思い込む🎥
それにしても、こんなに映りの悪いなかでも、彼の美少年…