HAYATO

トレーニング デイのHAYATOのレビュー・感想・評価

トレーニング デイ(2001年製作の映画)
3.8
2023年498本目
『イコライザー』シリーズや『マグニフィセント・セブン』でお馴染みのアントワーン・フークア×デンゼル・ワシントン
偉大なるデンゼル・ワシントンがアカデミー主演男優賞を受賞した作品
麻薬取締課に配属された新人刑事(イーサン・ホーク)のトレーニング・デイ(訓練日)を描いたサスペンスアクション
それにしてもロス市警を描いた映画が多いこと。
デンゼル・ワシントンがこれまでの善人のイメージを捨て、カリスマ的な悪徳刑事を見事に熱演している。
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト』のヘンリー・フォンダもそうだったけど、善良な人物役のイメージがある俳優の悪役の演技は、見ていて楽しい。
本物のギャングの協力を得て実際の縄張りで撮影を行ったらしく、どうやって撮影交渉したのかとても気になる。
悪を倒すためには悪になる必要があるという信念を持つアロンゾは、『虎狼の血』の大上刑事(役所広司)のようだ。
正義感の強い部下のジェイクが、次第にアロンゾに不信感を募らせていく描き方が秀逸で、融和に向かわず破滅に向かっていくところが印象的だ。
アロンゾの元に配属されたジェイクが気の毒でしかない。
ジェイクの正義の行いが、終盤で自身の命を救うことになる展開は、自分も普段から徳を積んでおこうと思いたくなる。
冒頭のアロンゾとジェイクが車に乗り込むシーンは、”Still D.R.E”のMVまんまだ!と思っていたら、その後Dr. DreとSnoop Doggが2人とも出てきてテンション上がった。
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