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46億年の恋のAのネタバレレビュー・内容・結末

46億年の恋(2005年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

とても不思議な作品。
前衛的な舞台のような表現に必死についていくも前半40分よく分からなくて、後半に入ってやっと全体像が掴めてくる。見終わったあとに、よく分からなかったところもう一回見ようとなって、結局2回みた。見れば見るほど良さが分かってくる感じ。未来の(?)刑務所で起きた囚人同士の殺人事件を軸に、愛とか強さとか優しさについて考えさせられる哲学的なストーリー。囚人たちへの取り調べの質問がテロップで出るのがドキュメンタリーっぽい。

KEEさんが演じるのは特待生の囚人。真面目で神経質でこういう人が何するか分かんなくって怖いよなぁっていう狂気を感じる。冒頭で備品の整理に来たっきりだったので、まさかこれで終わり..?と焦ったもののまさかの真犯人で、後半めちゃくちゃ重要な役どころ。香月を殺そうとしたのも、喧嘩の強い香月にやり返されることで死にたかったっていうのが切ない。。
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