GaPTooth

キャット・ピープルのGaPToothのネタバレレビュー・内容・結末

キャット・ピープル(1942年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

谷底に霧が漂うように
先祖の罪ははびこり
いつまでも彷徨続ける
"死者の先祖返り"
ルイス・ジャド(精神科医)

イレーナ・デブローナ(セルビア人)とオリバー・リード(アメリカ人)は出会った途端に互いに恋をする。

【イレーナの出生地に伝わる"魔女"伝説】
イレーナが住んでいたセルビアの村に占領軍がやって来た。奴隷にさせられた国民はクリスチャンであったが悪魔崇拝にのめり込むようになっていった。
村へセルビアの王ジョンがやって来て、占領軍と戦って追放したが、解放された国民は"悪魔に敬服し、祈りを捧げるようになった"
ジョン王は、何人かを始末したが、邪悪な魔女(猫族)が山に逃げた。

イレーナは、自分が猫族の末裔だと信じている。
『猫は悪魔の使い』
『猫には好かれない』
『男性とキス(以上の行為も)をするとヒョウに変身する』

ペットショップ。
イレーナが入店するだけで、ペットたちは大騒ぎ!

"過去の出来事"ゆえに恋をすることを極端に恐れるイレーナだが、オリバーからのプロポーズを受け入れて2人は結婚を決意。
2人を祝う会がセルビアンレストランで開かれた。幸せに包まれる一行の前に"猫顔の女"が現れ「私の妹..」と呟く。

結婚から1ヶ月。
イレーナは未だにオリバーとの交わりを拒否し続けている。
精神科医は"イレーナの妄想"だと診断。

悩めるオリバーに職場の同僚アリスが「愛している」と近づいてくる。
未だに愛を交わせないイレーナよりもアリスを愛するようになったオリバーは「離婚したい」とイレーナに告げる。

ちょっと!勝手すぎんかぁ~?オリバー?!

イレーナに付け狙われちゃうアリス。
夜風にざわめく木々、プールの天井に反射する波の影など雰囲気描写はオカルト・ホラーのソレ👍
姿を見せずして存在を悟らせる👍

最終的には『ホンマやったんかい?!』な終幕に驚いたΣ(゚Д゚ υ)エッ!

罪深き魂は終わりのない夜に朽ちた
私の世界
肉体も魂も完全に絶たれるべきもの
ホリー・ソネッツ
ジョン・ダン
GaPTooth

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