静かに迫る終末
奇しくも同じテーマの傑作『博士の異常な愛情』と同年公開になった反戦映画。本当に内容がそっくりなのでレビューが難しいのですが、緊迫感があるのは断然本作のほう。『博士の〜』はブラッ…
シドニー・ルメット監督によるSF作品。
同時期公開の『質屋』も市井の人間を見つめる目の厳しさは容赦なかったが、水爆をめぐる国家間の駆け引きが主軸の本作も、人間の愚かさを描くという点では同じ。
地…
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オッペンハイマーに向けて。
博士の異常な愛情と同時期に公開された作品というのは有名な話ですね。
核戦争に勝者はいないという話を地でいく結末には言葉が出ません。ほぼ会話劇で進みますが全編通してもの凄い…
「どんなすごい機械(機体)でも、結局は使う者の知恵と勇気!」
衝撃の結末
動き少なくとも緊迫感バツグンの傑作
命は足し算や引き算じゃねえよなぁ
痛い目を見ないとそんなこともわからないほど、人間は…
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後半にかけて増す緊張感。
衝撃のラストシーン。
エンドロールに流れるキーンと鳴る音が耳に残る。
米ソ冷戦時代のアメリカ。カナダ国境に正体不明の飛行物体がオマハの国防司令部のレーダースクリーンに現…
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✨2024年12本目
米ソ冷戦期。
アメリカ空軍は、万事に備えて爆撃機を巡回させている。空軍司令部では、大きなスクリーンに敵軍の侵入を知らせるレーダーが映し出されている。そんな折、未確認飛行物体を…
米ソ冷戦時に水爆を積んだアメリカの爆撃機の編隊が、機械の故障から誤った指令を受けてしまい、モスクワに核攻撃に向かってしまう…というポリティカルスリラー。
特筆すべきは映画の殆どの場面が、空軍司令部…
機械文明へのアンチテーゼと核戦争に対する警鐘
「科学技術は状況に応じて発達するはずが今やその状況を作っている」「機械が複雑すぎて誰も全部を把握出来ないがために誰も責任を取れない」等、示唆に富んだ問答…