リオのスラムのむせ返るような熱気と匂いが伝わってくる。空調がイマイチで大入りのアテネフランセの熱気もあったかもしれない。金のやり取りが全てを覆い尽くさざるを得ない貧困が生々しく描かれている。
市場で…
ピーナッツ売りの黒人少年たちを軸として、灼熱のリオに渦巻く権勢と情欲の嵐を群像劇で映しだす。少年がトカゲを追い動物園に迷い込む場面と、サンバから鳥瞰視点へ移行するラストが神。1955年完成時“共産的…
>>続きを読むshibamike流二段マリ(勝手に昇段しました)休日の一句
「秋深し “シネマ・ノーヴォ” を初鑑賞」
(季語/ノーヴォ→ノブオ→ペンギンズ→冬)
(ペンギンズなんて知らない!って人用季語/シネマ…
ネルソン・ペレイラ・ドス・サントス監督作品。
真夏のリオのスラムでピーナッツを売る少年達を中心に、貧富の差、ブラジル讃歌を歌う作品。
ネオレアリスモ的に貧困の中で生きる人々を描くが、明るい部分もそ…
市井の人々の生活をドキュメンタルに点描することで、都市立体化の過程を垣間見る悦び。でもってサンバ愛の再確認。
サッカーのゴールラインと少年のデッドラインとの連接に思わず人生の意義を自問する。
ネル…
2010年に講演でネルソン・ペレイラ・ドス・サントスの姿を見たときから、いつ亡くなってもおかしくないくらいの高齢だと思ってはいたけど、いざ亡くなると当然ながらもやはり哀しい気持ちになる。
そんなこ…
リオを舞台にした、ドキュメンタリーちっくな劇映画。(で群像劇)
いま思うと、ウルマーの『日曜日の人々』のリオ版と言って言いかも!
サンバがふんだんに使われてる。
びんぼーな少年が産まれて初めて動物園…