早春物語のロキロキのレビュー・感想・評価

・「ｗの悲劇」で傑作を撮った監督、その次の角川作品らしい、ということで観てみる。
・主人公、他人との距離感おかしい。気軽に誰とでも会話して、まるで物怖じしない。精神的に明らかにヤバい。父の再婚の不安を前に、何か自棄になっていて、妙な躁状態ってところである、
・とはいえ、悪い映画でもなく、観て損はしない。中年の男性が少女に惚れられるという恋愛ファンタジー感のある作品なのだけど、その当の少女がヤバめで、別に羨ましくなくて、むしろその主役男性の人間的な素晴らしさを感じたりもして。