umihayato

BUG/バグのumihayatoのレビュー・感想・評価

BUG/バグ(2007年製作の映画)
5.0
心の傷や寂しさを埋めてくれた人がもし電波系だったら映画。
あの旦那と電波くん。
何この究極の二択。

Qアノン、神真都Q、各種陰謀論、孤独と不安や疎外感、もちろん戦争やテロや災害・事故・事件をはじめとした心の傷からそういう物ににハマってしまう人達が多い現在とも重ねられる映画で、そういう人達には早く然るべきケアが施され、ふわふわ幸せに時にシャキッと生きれるようになる事を願いたいし、つけ込まれる隙を埋めるのはやっぱり一緒に現実を生きてくれる友達だと思うわけです。

この主人公にもそんな友達はいるにはいるのですが、それでもダメなのか。。。という絶望感もあったりしますが(泣

しかし、その友達とうまくいってない&友達自身もあまり幸せになれていなく余裕がない理由として、オクラホマ州の同性愛への理解のなさが取り挙げられていましたが、そういうところもかなり現代性があり、地味で変態怪奇な妙きりん映画でありながら、考るべきことが沢山詰まっている楽しい映画でした。
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