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犯罪王リコのkazu1961のレビュー・感想・評価

犯罪王リコ(1930年製作の映画)
3.8
▪️JP Title :「犯罪王リコ」
Original :「Little Caeser」
▪️First Release Year : 1931
▪️JP Release Date : 1931/10
▪️Production Country : アメリカ
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record : 2020-578 再鑑賞
🕰Running Time : 80分
▪️Director : マーヴィン・ルロイ
▪️Writer : フランシス・エドワーズ・ファラゴー
▪️MusicD : エルノ・ラペー
▪️Cast. : エドワードG.ロビンソン、グレンダファレル、ダグラスフェアバンクスジュニア
▪️My Review
マーヴィン・ルロイ監督の本作は、初期トーキー時代のギャング映画の秀作として知られ、世界恐慌という時代を象徴する作品としても知られています。描かれている主人公は、経済恐慌時代を背景に立身出世していく男の壮大なパラノイアです。
田舎でくすぶっていたイタリア系アメリカ人の小悪党リコ(エドワード・G・ロビンソン)は、相棒のジョー(ダグラス・フェアバンクスJr.)とともに一旗あげるべくNYへ赴き、暗黒街で次第にのしあがっていきます。ついには暗黒街全土に号令できるまでの地位を得たリコは、腹心の仲間を欲するあまり、既に足を洗っていたジョーに声をかけるのですが。。。
名優E・G・ロビンソンの出世作でもあり、ここで彼は非情でありつつも友情に重きを置いたことから破滅の道を辿ってしまう主人公を熱演しています。そう、旧友ジョーとの絆に拘わり続けたリコはより人間的で、ロビンソンはその辺を抑制された演技で的確に表現してるところが見どころの一つですね。
そして、ラストのジョーとその恋人が演じるミュージカルの看板の所でリコが最期を迎えるシーンはその象徴ですね。秀作!!

▪️Overview
「壁の穴(1929)」「夜襲」に出演したエドワード・G・ロビンソンが主演する暗黒街映画でW・R・バーネットの小説に基づき「鉄青年」のフランシス・エドワーズ・ファラゴーが改作して台詞をつけ、「疑惑の渦」のロバート・N・リーが脚色し、「女が第一」「ハリウッド盛衰記」のマーヴィン・ルロイが監督し「クラック将軍」「彼女は戦いに行く」のトニー・ゴーディオが撮影した。助演者は「暁の偵察」「ラグビー時代」のダグラス・フェアバンクス・ジュニア、ブロードウェイ舞台女優のグランダ・ファーレル、「侵略の潮」のウィリアム・コリアー・ジュニア、「猟奇ホテル」のシドニー・ブラックマー、「ブロードウェイ(1929)」のトーマス・ジャクソン、「禁酒天国」のスタンリー・フィールズ、ジョージ・E・ストーン、モーリスン・プラック、ラルフ・インス等である。(引用:映画. com)
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