このレビューはネタバレを含みます
3月らしいタイトルの映画を見ようと「卒業」を思いつく。
米国の卒業は3月じゃないかもしれないがそれはそれ。
思えば、有名なラストシーンは知っているけれど本編をちゃんと見たことがなかった。
中学生のころ「花嫁を奪われた男の人が可哀そうだよね」なんて話した記憶はあるが、本当にかわいそうなのか検証も兼ねる。
・・・なんじゃこりゃ。
大学を卒業して実家に帰って、将来について悩みつつ成り行きで、そしてさらに成り行きで・・・。
そんな成り行きで・・・(ヤリ損ねた)女性を追いかけ追い回し、例のシーン。
こんなスカスカな映画だったんだ。
時代が違うという部分も大きいんだろうけど、今なら普通にストーカー。
犯罪者レベルのストーカー。
何年も付き合って結婚にこぎつけた残された人は、やっぱり可哀そうな人だったのね。
花嫁素通りして奥さんの手を取ったら、今風の名作になったのかもしれないわね。