花ノ木ゆいおん

卒業の花ノ木ゆいおんのレビュー・感想・評価

卒業(1967年製作の映画)
3.7
時代が変わる時代の映画。

不思議な魅力満載の名作!
しかし、ストーリーは王道!
一人の若者が漠然とした不安と恋愛に振り回される青春ストーリー!
その若者が様々な壁を乗り越え成長していく。

ラスト前の車のガソリンが切れて走って行くなんてのは、まさしく目的に対しての障害!
恋人に逢いに行く時に雨が降るのと同じやつね(笑)
障害が大きいほど目的の達成感が高まる。ってやつ!

ま、そんな事は置いておいて。

全てが新しかったんだろうな。
少し邦画に似ているというか、邦画が取り入れたんだろうなという雰囲気がただよう。
緩い全体の雰囲気。
何か大きな事件が起こるわけではないが、主人公からしたら大きな問題が次から次へとやってくる。

画角も不思議なところが随所にみられる。
アップからの謎の引き画角とか。

とにかく何故かずっと観てられる。
ダスティンホフマンの力?

男性の青春はみんなこんな感じだったり。
こんな感じじゃなくても憧れだったり。

100分作品てのがこの映画を名作にのし上げたと思ったよ。