ふらぴこ

しあわせな孤独のふらぴこのレビュー・感想・評価

しあわせな孤独(2002年製作の映画)
3.5
特捜部Qでおなじみのニコライ・リー・コス目当てで鑑賞。ニコライ・リー・コスで検索して、あらすじをさっと読んで借りたら驚いたの巻。

映画作品なのに、随分画質(?)がドキュメンタリーみたいな感じだな…と思ったら、ドグマ95の手法なんですね。ラース・フォン・トリアー以外でドグマ95の手法の作品は初めて見たかも。

結婚を間近に控えたカップルの彼氏の方がある日、交通事故に合ってしまい、首から下が動かせなくなってしまう。その事実に大荒れに荒れる彼に当たり散らされ、弱りきった彼女が頼ったのは加害者の夫。そこから不倫関係に…というストーリー。交通事故で首から下が動かせなくなってしまうのがニコライ・リー・コス。何もそこまで荒れなくても…と思ったりするが、意識が戻った患者に、いきなり、や、もう、体一生麻痺だから、とスッパリ言い切るデンマークの医者もどうなのよ?と…。途中で、セラピストもいるから…なんて言ってたけど、告知の仕方に大いに問題がないかい?

そして、加害者の夫と不倫なんてナイナイ、あるわけない!と思ったんだが、夫がまさかのマッツ・ミケルセン!!!ニコライ・リー・コスだけでDVDレンタルしたので、マッツは完全ノーチェック、ノーマーク。でもって、マッツが出てきた途端「いや、マッツならあるかもですね…、うむ、仕方ないやね…w」と思ってしまった自分にもびっくり(笑)以前レア・セドゥの作品を見たときにもダメ、不倫、ゼッタイ!だったのになぁ(笑)

ま、しかし、不倫の果てには何も良いことがないなとしみじみ思いました。

半身不随で大荒れのニコライ・リー・コス、最初は荒れまくっていたけれど、後半の芝居は(特にラスト)ググッときました…。

途中、なんとか彼を支えようと必死な彼女を突き放すニコライ・リー・コスを見ているあたりで、ラース・フォン・トリアーの奇跡の海を思い出してしまったりしたのですが、あとから調べたら、プロデューサーが奇跡の海のプロデューサーと同じでした。やはりプロデューサーが同じだと、作品も多少似てくるんですかね?
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