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燃えよデブゴンのnanamontaのレビュー・感想・評価

燃えよデブゴン(1980年製作の映画)
3.4
私の人生がサモハンキンポーと交差したのはただ一点においてのみであった。

少しマセた人が集まる隣の小学校。
その横の公園にはカップルの名前が彫られてあるベンチがあった。それをなぜかわざわざ友達と見に行ったことがある。

誰か知っている人の名前はないか。
知らない人の名前ばかりだ。つまらない。
特別面白いことも見当たらず、去ろうとした時に小さい文字を見つけた。

S.O.S
ストロベリー オンザ サモハンキンポー


サモハンキンポー。何か分からないけどこの言葉を後生大事に胸にしまっておこうと中1の私は思ったのです。
それから20年以上の月日は流れ、こうしてサモハンキンポーと出会うことができた。
動けるデブ、そんな言葉で片付けられないくらい切れ味のいい動きだった。
とてもストロベリーの上にはおさまりきらない。
でもいいのだ。私の中では一生、サモハンキンポーはオンザストロベリーであり続けます。
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