ゴン吉

眠狂四郎 多情剣のゴン吉のレビュー・感想・評価

眠狂四郎 多情剣(1966年製作の映画)
3.9
円月殺法を得意とする浪人剣士の活躍を描いた時代劇「眠狂四郎」シリーズ第七弾。  
市川雷蔵が主演、田村寿子、毛利郁子、香山恵子、水谷八重子らが共演。
原作は柴田錬三郎の小説で、音楽は”ゴジラ”の伊福部昭が担当。 

狂四郎(市川雷蔵)は将軍家息女の菊姫(毛利郁子)の火傷を負った顏を晒したことで、彼女から恥辱の恨みをかってしまい命を狙われる。
そんな折、女郎になったばかりの生娘(田村寿子)を身受けする。
しかし生娘は、父を侍に斬られた過去を持ち、侍を毛嫌いしていた。
菊姫は彼女を人質に取り、狂四郎を抹殺しようとする…

道場主や、忍びの疾風組、菊姫の仕侍らが狂四郎の命を狙ってくる。
能面の菊姫はシリーズ四作目「女妖剣」でも登場しており懐かしい。
眠狂四郎の必殺の円月殺法が派手な演出で円を描き、刺客を返り討ちにする。
当初は狂四郎に心を閉ざしていた娘が、最後には信頼を寄せるようになりホッコリです。 
「おじちゃん!」 

2023.3 BS12で鑑賞
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