ボックボック

ザ・ターゲットのボックボックのレビュー・感想・評価

ザ・ターゲット(1996年製作の映画)
1.0
※ネタバレ※
全米が泣いた、超駄作すぎて。なかなかこれ以上下手に作りようがない。
ホワイトハウス周りのサスペンスで絶対やっちゃだめ過ぎる、使い古され尽くしたカス筋書き。
結局裏切り者は身内にいた!政府高官が反逆者!だから政府システム使いたい放題、陰謀の邪魔するやつ皆ごろしという乱暴すぎるターミネーターな映画。
もちろん名作「ターミネーター」の超絶劣化版。別に私だけではなく、実際の公開時も評価はボロクソとの情報をどこぞで見かけました。

あ、でもサラ・コナーだけ出してる。一応T800役S・ラングはT800そのものの動きと兵器作りで敵を片っ端から皆ごろ4。しかもワシントンDCと思われる中心部だろうと地下鉄駅構内だろうとお構いなしで撃ちまくり。
しかし一切警察に追われることもなく、次々実行するという、さすが2018年、つまり平成30年にサイバーダイン社が人類を殲滅するため開発したT800。無敵の魔法使い。

魔法使い出しちゃう映画は駄作の法則にぴったりの、全くのご都合展開で最後まで進む。
ドナルド・サザーランドがいるだけで怪しいけど、最初はチャーリー・シーンの唯一の理解者という立ち位置。しかし二人きりになっていくらでも消せるチャンスあるのに何もしないボンクラぶり。

まーターミネーターはサラ・コナーを消去するのが目的だから、ショッピングセンターだろうとディスコ・テクノワールだろうとめちゃめちゃに破壊して良いんですが、一応まじめに書くと、この映画はSF大作でもターミネーターでもないのに、メチャメチャ粉砕しまくる。

またサラ・コナー(あれ、一度もリンダ・ハミルトンと呼んでないな)が美人さんならもう少し感情移入できるんだけど・・・・サラ・コナーだし。

テクノロジーが恐ろしく時代遅れなのだけは許します。しかしながらご都合映画で、カギがかかってもヘアピン一本でどんな頑丈な鍵もらくらく突破と全くおんなじ要領で、世界のVIP中のVIP専用ホワイトハウスイントラネットも何となくパスワード無しでも簡単にアクセスできてしまう。
さすがに90年代とはいえひどすぎる。

チャーリー・シーンはいつものままで、結局あまりの雑すぎる展開でまさかまさかのジェットコースタームービーでした、って、使い方合ってるかな??
ここまで見た時間返してって思うことはまずない出来です。