ポンコツ娘萌え萌え同盟

綿の国星のポンコツ娘萌え萌え同盟のレビュー・感想・評価

綿の国星(1984年製作の映画)
3.6
最近ケモミミ美少女に性癖が目覚めてから、どうかケモミミ美少女が出てくる作品はないか、模索した心持ちで鑑賞。
本作の持ち合わせる擬人化の要素と、主役ちび猫の少女は猫耳、ロリ、純粋無垢等の三種の神器を備えた萌えの塊であり性癖が危ない要素が詰まってる。
ただ彼女の姿はまるでお姫様であり人形よう。大きな目玉に洋服と純粋無垢なお姫様であり人形、まるで絵本から飛び出てきそうなキャラクター。
個人的にはゴミ袋漁って思う様に身体が動かなくなった場面が一番性癖壊れかけた。
それに魚屋に何回もつまみ出されたり、利用されたり。あとは純粋なゆえに悪い大人の罠に引っかかたり、これも純粋の内だが若干のポンコツ性とも捉えらないこともない。ポンコツ娘萌え萌え同盟的には。
パチンコで目を回す彼女も愛らしい。

寓話に存在しそうな猫の少女を、人間の言語下に置いて映すのは人の世と猫の世が混じり合った現代劇。
プチ猫や此の世の者ではない様な美しい猫ラフィエルだけなら、如何にもファンタジックな世界でもマッチしそうだが、他に出てくる捨て猫である彼女を拾った時夫青年の一家、他の野良猫の姿、例外ではない死。どうもファンタジックな世界とは似つかない世界観。
人と野生の両側面から描かれる人間模様と猫模様(?)の狭間に生きる純粋無垢な少女の心理的な成長、生命。でもあまり彼女に野生は似合わない。
時折夢の幻想やファンタジーを交えつつも視点を下げた現代劇としてのイメージの作品だった。