ひろ

魔法にかけられてのひろのレビュー・感想・評価

魔法にかけられて(2007年製作の映画)
4.0
白雪姫、シンデレラ、オーロラ姫にアリエルなどのディズニープリンセスと呼ばれるお姫様たち。

関連グッズは飛ぶように売れる女の子の永遠の憧れであるディズニープリンセスの中に、初めて実写のプリンセスが加わるということで話題になったディズニー映画

監督は「102」でもディズニー実写映画を担当したウォルト・ディズニー・カンパニー所属のケヴィン・リマ。

そして、新たなプリンセスであるジゼル姫を演じたのは、この作品で一躍有名になったエイミー・アダムス

冒頭でいきなりディズニーのアニメーションが始まり、何も知らないで観るとアニメ借りちゃったと思うかもしれない(笑)

しかし、アニメに登場してたキャラクターが実写になって物語が進むんだから面白い

ディズニーアニメの前向きで明るく優しいお姫様。ハッピーな時は歌うお姫様。そんなジゼル姫は現実のニューヨークでは浮いた存在。

エドワード王子に至っては、率直でせっかちな性格が災いして空回りばかり。

そんなちぐはぐな彼らが可笑しくて仕方ない

これはリスの大冒険映画だって言いたくなるぐらい、CGで描かれたリスのピップが、がんばっててかわいらしい

途中、ディズニー映画なのにこの展開はいいのって思ったけど、最終的にはうまくまとまったからいいのかな。

ディズニー映画には絶対と言っていい鉄則がある。
ハッピー・エンドで終わることだ
夢を与えるディズニー作品にハッピー・エンド以外の終わり方は許されない。(原作がディズニーじゃない「くまのプーさん」とかは悲しい終わりだったりするけど)

それにしても、ジゼル姫を演じてまさにプリンセス的な存在となったエイミー・アダムスはキュートだねるんるん
彼女には笑顔がよく似合う

最近は、ロバート役のパトリック・デンプシーとかエドワード王子役のジェームズ・マースデンみたいにドラマで人気出てから映画って人が多いね。

エドワード王子の従者でありナリッサ王女の手先でもあるナザニエル役のティモシー・スポールは、個性的かつ演技抜群の俳優で、「ハリー・ポッター」シリーズなどの出演でも注目されてるけど名脇役だね

そしてこの作品で少ない登場にも関わらず、強烈なインパクトを与えてくれたのが魔女のナリッサを演じたスーザン・サランドン
オスカー女優に魔女を演じさせたら本物の魔女になりました(笑)

過去のディズニー作品のパロディもたくさん盛り込まれていて楽しめる。

新しいディズニープリンセスの誕生と言ったけど、実在の女優であるエイミー・アダムス演じるジゼル姫の商品化に際する大人の事情という夢のない話のために、公式のディズニープリンセスとしては認定されていない

ディズニーも夢を扱う会社ならちゃんと色々がんばりましょうよ

映画は笑いあり、メルヘンあり、歌あり、ロマンスありのディズニー映画だし、小さな女の子から還暦超えた女の子まで楽しめる作品になってるんじゃないかな
ひろ

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