せびたん

貞子3Dのせびたんのレビュー・感想・評価

貞子3D(2012年製作の映画)
2.0
構図とか照明とかはちゃんとしてて好感持てたけど、なんだかなーって作品。話がひどい。でも脚本が悪いって感じでもない。役者さんは、とてもいい。なんやこれ。なんでこうなるん?

とある会話シーンで、主人公は自身の恐怖体験を彼氏に話しますが、その話の内容っていうのが、ちょっと前のシーンの出来事(観客はすでに知っている)だったりして、なんでついさっき映像で見た出来事をもう一度会話で聞かされるんだろ?どういうこと?て不安になりました。これって喩えるなら、1時間くらい前に一緒に体験したことを一から順に真顔で聞かされてるみたいな怖さがありました。さっきおれも一緒にいたよ、おばあちゃん!て言いたくなるやつですな。劇場で見なくてほんとによかった。

内容が薄いので、家で何かをしながら流しとくのにはちょうどいいかも。
音だけ聴いてると、そこそこ映画っぽいいい感じになってました。だいたいどんな雰囲気で進んでいるのか分かったので、やっぱスタッフさんはちゃんとしてたんじゃないかなって思いました。

出来事が起こる場所のチョイスがよくなくて、せっかく見応えのある役者さんが揃っているのにパロディ感が漂うんだけど、笑いきれるものもないっていう。もったいないなあって思いました。

主演の石原さとみさん、すごかったです。
音だけじゃイヤ、映像も見たいという方には、救いになる好演かと。
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