このレビューはネタバレを含みます
ゆったりとした時間の流れがとにかく美しい
自然の風景と二人の関係、時間の流れがマッチする
そして二人のカウボーイハット姿がとんでもなく似合う
始まった二人の関係は1度離れてしまうとボタンをかけ違えたように、近づいてはいるものの重なることがないのが余計に切なくさせる。
この微妙なすれ違いがお互いの悲しみ、愛情を駆り立てる。
家庭を持ちながらもお互いを思う気持ち、そして突然の別れ、なんとも悲しくて仕方がない。
過去のトラウマが再び起きてしまう無情さ
青いジャケットについた血。
映画が終わるにつれて胸が締め付けられる。
ゆったりした時間の流れが心地よく悲しいながらも余韻の残る映画。
映画館で見ていたら電気が付いたあとも少し座っていたくなる、そんな映画だった。