のんchan

ブロークバック・マウンテンののんchanのレビュー・感想・評価

5.0
全身震える程に好き過ぎてずっとレビューが書けなかった究極の1本🌟

1963年🇺🇸ワイオミング。ブロークバック・マウンテンの農牧場に季節労働者として雇われた20歳の青年、イニス(ヒース・レジャー)とジャック(ジェイク・ギレンホール)は毎日一緒に過ごすうちに深い絆を育む。いつしか2人には強い友情と"激しい愛情"が生まれる....。


2006年日本公開、もう14年が経った...
公開当時はアルゼンチン🇦🇷で暮らしていて観れず、2007年に帰国してから、足繁く通ったレンタル店のお兄さんから『えっ⁉︎ ま、また借りるんですか?』って、言われないけどそーいう顔をされながらもレンタルしまくって...その後も何十回観てるだろう。
何度観ても毎回新鮮。
究極のLove storyだからかな?
なんか最近は襟を正して観てるわ💦
ヒースへの追悼の意味もあるからね💫

この作品を観てジェイクの虜になり、その後は彼の作品のほとんどを制覇。
14年前はジェイクの方に少し偏って魅力を感じていたのかな?
でも歳を重ねると断然ヒースが良いと思う自分がいる。
役どころは繊細過ぎるイニスとワイルドで2人の関係に積極的なジャック。
月日を重ねると、自分の中の気持ちの変化が明確になって、作品と共に自分自身の見解がどんどん広がったと自負してる😌


素晴らしい作品を撮って下さったアン・リー監督へ尊敬の念。そしてこの役を引き受けてくれた2人の若き俳優、ヒース(当時26歳)とジェイク(当時24歳)に改めて感謝したい🙏


内容や私の感想なんかは余計になるので、このレビューの最後はVOGUEの記事から抜粋して転記させてもらいます⤵︎
この作品を作る為にいかに困難な時代や背景だったか...

【ガス・ヴァン・サント監督が、アメリカのエンタメサイト「インディワイヤー」に語ったところによると、当初、本作は彼とペドロ・アルモドバル監督にオファーがあったという。ヴァン・サント監督自身も動き出したものの、「(当時は)誰もやりたがらなかったんだよ。僕は有名で演じられる役者が必要だと思って、いつも名前のあがる面々に声をかけたんだ。レオナルド・ディカプリオ、ブラッド・ピット、マット・デイモン、ライアン・フィリップ。全員答えはノーだった。」ちなみに、一時期マーク・ウォルバーグとホアキン・フェニックスというコンビもキャスティングされたが、ともに降板した。】

これを読んだ時「へぇ〜〜、有名人じゃなかったからこそ名作になったんだわ。あの美しい自然の雄大さと情緒的な映像を生み出せたのはアン・リー監督だったからこそだね〜」と思うのは私だけ?



本当に最後にこれだけは書いておきたい。

《2人が喧嘩して血🩸が付いたままのシャツ。20年近く経ちジャックの実家の部屋からイニスが見つける。
その時はイニスのチェックのウエスタンシャツにジャックのダンガリーシャツが上から重なって一緒に掛かっていた。
それを遺品として持ち帰ったイニスは自分のトレーラーハウスのワードローブに、今度は自分のチェックのシャツを上にしてジャックを包み込んでいたのだ。『ジャック、永遠に一緒だ』と言い、ブロークバック・マウンテンの写真を脇に貼って大切に大切に掛けてある》


※音楽もとてもマッチしている♬
グスタボ・サンタオラヤ(アルゼンチン🇦🇷ブエノス・アイレス出身)
2005年この作品でアカデミー作曲賞受賞
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