いわさきちひろ 〜27歳の旅立ち〜のレモネードサンドウィッチのレビュー・感想・評価

ソフト（作品）に相応の対価と権利を持たせる事って、価値を理解できない人にはいくら言ってもわからない。この時代に、「子ども向けの絵」を軽く見るような人は少なくなかったのは想像に難くない中、相当な努力と賢さを兼ね備えた人だったのだと思う。
おそらく気難しくもあったのではと感じられなくもないキャラクターではあるが、だからといってここで描かれるような壮絶な経験と苦労をして当然ということにはならない。
「未開を切り拓いてきた人」であった。