RYUYA

二十才の微熱 A TOUCH OF FEVERのRYUYAのレビュー・感想・評価

二十才の微熱 A TOUCH OF FEVER(1993年製作の映画)
4.5
この先進的な同性愛観が30年前の映画で既に深く描かれていたということのあまりの衝撃に、「橋口監督はタイムリーパー説」が俺の中で本気で湧き出してる。しかも商業経験ゼロの監督のデビュー作って。いかれてるわ。アパマダ、あ、違、袴田さんもデビュー作で、ここまでやれるか普通...。ワンシーンワンカット、ほんと、どこを切り取っても名シーンしかない。手前で人物たちが話している後ろのエキストラたちの動きには、もう一個の映画が見えた。貴重な35mmフィルム上映の後、監督のトーク(衝撃の裏話)にもやられて、この1週間は放心状態だった。

余談。映画のアスペクト比が4:3なんだけど、ユーロスペースさんはスクリーンカーテンをそれ用に狭めてて、それやってくれる劇場あんま無いと思うからそこ込みで最高でした!
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