じろちぃ

二十才の微熱 A TOUCH OF FEVERのじろちぃのレビュー・感想・評価

二十才の微熱 A TOUCH OF FEVER(1993年製作の映画)
4.0
何度も出てくる長回しの場面に緊張する。
このヒリついた感じ、若い頃の浜崎あゆみが出てたあの映画に似てるな…と思ったら、同じ監督。なるほどなるほど。(映画「渚のシンドバッド」)

うっかりすると割れてしまう風船。
肝がすわっているようで本当はまだまだな二十歳。
自由なのに、大人なのに、まだ何の力も持っていない、先も見えない、一番もどかしい二十歳。
さすがにこの独特な設定をそのまんま体験した人は少ないだろうけど、たぶん多くの人間が通過する、張り詰めたあの時期。

面白かった。
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