みかん

マッドマックスのみかんのレビュー・感想・評価

マッドマックス(1979年製作の映画)
3.5
荒廃した近未来のオーストラリアを舞台に、特殊警察隊員マックスと暴走族の戦いを描く。

マッドマックスはトム・ハーディ主演の怒りのデス・ロードのほうを先に見ていて、大好きな作品。
そのセルフオマージュ元である本作もいつかは見たいと思ってました。

いやぁ、ぶっとんでる!
出てくる改造車やバイクがいちいちカッコいい!
怒りのデス・ロードでもイカれた奴らしか出てこないけど、現代に近い世界観の中で見る暴走族達のイカれ具合の怖さは、本作のほうがあるなと思った。腐れ外道感も。

警察チームがとにかくカッコいい!
革張りの厳ついジャケットも!
警察チームの中でもグースかっこよくて好きだったのに、そんな彼をよくも。。。
しかも、この後の展開はマックスの復讐のきっかけになるってわかってるから、見るの辛かった。胸くそすぎる。。。
じわじわ恐怖を煽るの結構長いしさぁ。
罪もない奥さんと子供をもてあそぶように殺すという、死をもっても償えない罪だわ。
私もマックスと同じ気持ちになった。許すまじ。
怒りに燃え、腕も脚もボロボロになりながらインターセプターで駆け一人一人を冷淡に残酷に追い詰めていくマックスは良かった!
マックスと暴走族の戦いは本作の見所かなと思うけど、ラスト15分くらいしかないのが意外でした。
マックスのド派手な戦いをもっとみたかったな。

怒りのデス・ロードを先に見たからってのもあるし、トム・ハーディ大好きなので、お気に入りなのは怒りのデス・ロードのほうかな。
あのぶっとび度を知ってたら、本作はちょっと物足りなく感じちゃうのは仕方ない。
制作の時代も違えば、見る側の時代も違うから、当時見た人達が得られた衝撃なんかが今見ると感じにくいっていうのはちょっと寂しいけど。
でも、面白かった!
これは続きに期待!!
みかん

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