多タロ

マッドマックスの多タロのネタバレレビュー・内容・結末

マッドマックス(1979年製作の映画)
2.8

このレビューはネタバレを含みます

怒りのデスロードしか見たことがなかったためにシリーズの原点を視聴したものの、まず世界観に少し驚き。てっきり1作目から世紀末なヒャッハー展開だと思ったら現代より多少荒んだ程度の近未来設定なのね。予算の兼ね合いか描写が局所的で世界情勢がよくわからないのはSFとしてどうなのだろうか。
そして怒りのデスロードではある意味キャラクターたちよりも見どころな車たちはカーデザイン(その道のマニアにとってはどうかわからないが)も、上下レザーの警察官といった衣装デザインも個性的ではあるものの、あくまで既存のものに手を加えた有りもののようで振り切れてはいないところが少々残念。キューブリックは時計じかけのオレンジとまでは言わないものの、せっかくのやりたい放題な設定なのだからもっとどうかしているビジュアルが見たかったというのは少々わがままだろうか。
お話はよくも悪くもB級。相棒の名前がグースで物語の途中で死んでしまうのは偶然?それともゆるいトップガンのオマージュ?
多タロ

多タロ