資源の枯渇・既存の統治権力への反発みたいな背景を散りばめながら、「狂ってるのはどっちかな?」的な揺さぶりもあったりして、こういうバランスの話だっんだ!と少し意外。考えてみりゃ『MAD MAX』だもんねそりゃあ…。
暴走族というかヒッピー的な彼らの行動原理は理解できない所も多いけれど、"仲間(の死)に敬意を払え!"とかそういう感覚はむしろマトモなのでは?と思いますし。
とかく各陣営がそれぞれの理屈で暴れている印象を受けて、『万人の万人に対する闘争』ってな自然状態を想起しました。ディストピア一歩手前!
朦朧とした状態で運転している時の"生死の狭間"的表現が、何か分かる気がして良かったです。体調がすぐれない場合は運転を控えましょう。
これは本編と直接関係ないですが、エンドクレジットに"KAWASAKI""NISSAN"とか出てきてなんだか切なくなりました。