桃子

エド・ウッドの桃子のレビュー・感想・評価

エド・ウッド(1994年製作の映画)
4.0
「残念な監督さん」

10年以上前に見たことがある。見た理由は、「史上最低の映画」と言われる「プラン9・フロム・アウタースペース」を作った監督の伝記映画ということに興味を持ったからである。(「プラン9…」はすでにレビューを書いているので、よかったら合わせてご覧ください)映画監督を主人公にした映画を見たくて、そう言えば「エド・ウッド」っていうのがあったなあと思いだしてDVDをレンタルして鑑賞したというしだいである。最初に見た時は、「プラン9…」しか見ていなかったが、今回は「怪物の花嫁」も見ているので撮影シーンを見るのは楽しかった。
ウッド監督を演じているのはジョニー・デップ。こういうナサケナイ役を演じてもさまになるのが凄い。もっとも、監督はナサケナイのではなく、自分の信念を貫き通す不屈の人だったのだと思う。結果がうまくいかなかったばかりではなく、才能や運にも見放されていたのだろう。とても残念な監督さんである。
こういう人物を題材に映画を作ったティム・バートン監督は流石としか言いようがない。
桃子

桃子