じぇいらふ

2010年のじぇいらふのレビュー・感想・評価

2010年(1984年製作の映画)
3.9
『2001年宇宙の旅』を観たなら、、、こちらも観たくなる。正式な続編ですね。自分には2001→2010はセットなのです。特に吹替え版で観るとです。なぜなら、昔、日曜洋画劇場で2週連続放映されたのを観たもんで笑。
最新のBlu-rayは、両作ともこの日曜洋画劇場版の吹替えが入ってるとのこと、、、ああ買っちゃった✨なので、このレビューも吹替え版中心です😆

2001年の強ファンには、2010年は大体評価悪いと思います。まあ確かに分からなくもない😅歴史的傑作!と名高い2001年に対して、あくまで小説の続編の映画化以上の評価がされない2010年。そのままスタンリー・キューブリックとピーター・ハイアムズ監督の評価と同じ位の差があります。名作だらけの歴史的映画作家キューブリックと、あと『カプリコン1』位しか分からない職人監督ハイアムズ。。。でも2010年結構好きなんですよね😆

ディスカバリー号事件の報告。詳細は不明、不明、不明だらけ、、、報告者:フロイド博士。

ボーマン船長『凄い❗️星でいっぱいだ‼️』

あの有名な、たーん、たーん、たーーーん🎵〜はじまり

☝️この冒頭のはじまり方、最高じゃないですか?🤣前作2001年観た観客は、作品は凄いけど、、、結局なんも分からんかったぞ⁉️という、心の叫びに対応するように、、、ですよねー、今回はその謎に全て答えちゃいます👍✨感に溢れてますよね❗️期待大なはじまり方、、、まあ結局解明なんぞされんのだけど笑笑

9年前のディスカバリー計画の失敗で責任を取らされ大学の博士で静かに過ごすフロイド博士に、ソ連からコンタクトが。ディスカバリー号周辺に謎の動き。ソ連の宇宙船レオーノフ号でその謎を解明すべく、木星へと向かうフロイド博士。しかし米ソは正に一触即発、最悪の政治情勢であった。。。というおはなし

この作品まずツッコミどころとして、フロイド博士のキャラクターが、2001年と全然違うんですよね笑。2001年はウィリアム・シルベスター、特に目立ったキャラではないアメリカのちょっと政治的力学含みつつの典型的な博士像、、、に対して2010年は、ロイ・シャイダー❗️『ジョーズ』、『恐怖の報酬』、特に制作された1984年だとあの『ブルーサンダー』🚁シリーズの主役じゃないですか。B級ヒーロー感。エイリアンと棒とか振り回して格闘しそうですよね笑。色気もあってロマンス展開もありそう(ちょっとあるんですが笑)吹替えは、羽佐間道夫👍✨ザ主役て感じ。好きなんですよねー🤣

もう一つのこの作品の好きなところは、、、やっぱり前作で酷い罪を犯したコンピュータHAL9000と、その産みの親チャンドラー博士のスリリングかつ感動的なやり取りですよね。ここでのHALは本当にいい奴で😭、、、彼の名誉回復展開がアツイです。悪いのはいつだって使う人間なのだ、というAI時代にも通じるテーマ性。吹替えも前回同様の金内吉男。HALは彼の声でないと❗️

米ソが益々クソヤバい状況に展開していく中、地球から遠く離れた木星で、、、信じられない展開が⁉️

『なにが起きる?』『素晴らしいことだ❗️』

、、、そうなの?笑

⚠️以下ネタバレです🌍👇
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久々観て、あああ、と気づくのは、やっぱり映像ショボい😅、昔はそれなりに当時の最新のVFXで続編として観れたと思ったんですが、、、。
DVD→Blu-ray→4Kとスペックが上がる度に、ああ❗️やっぱり2001年の映像の綺麗さ✨見事さ✨スゲーや✨🤣と評価益々右肩上がり📈なのに対して、、、2010年段々限界が😅まあ2001年が異常過ぎるんですが。

よく指摘されるんですが、コンピュータの各モニターが2001年だとそもそもCGとかないから、アニメ作って合成したフラットな画面で、とても今見ると現代的未来的なのに対して、2010年9年後の設定にも関わらずブラウン管の古いモニターまんまなのが
返って古臭いという😅怖いなこういうの。

あとあれですね。最後のボーマン船長登場以降の展開。いろいろ超常現象起きるんですが、そこら辺も😅😅クシとかフワフワ飛ばさないでよ笑。取ってつけた様なスターチャイルド登場とかとか。

『エウロパには近づくな』、という感動メッセージから奇跡の米ソ危機回避展開ですが、今見ると、、、ロシア🇷🇺のプーさんも、中国🇨🇳の周さんも、二つ太陽🌞が生まれた位では戦争止めそうにないですよね😅。ウクライナ戦争でロシアがソ連時代に戻って、かつての価値を失った米ソネタ映画がここに来て復活しつつ(『ロッキーvsドラゴ』とか)でして、今作もその一つとして、政治の米ソ緊張と現場の交流の対比とかドラマ展開が有効になったなあと思いながら観つつも、、、最後の展開は楽天的ですよね。小説がそうだからしょうがないんですが、果たして『素晴らしいこと』として受け止めてくれるんかしら?世界は〜とか。

小説はまだまだ続くんですが、このシリーズ続けてくれる勇気ある映画作家は現れますかね?『砂の惑星』『ブレードランナー2049』のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督なら、『2061年宇宙の旅』を映画化してくれるかも✨、、、まだ読んでないけど🤣🤣🤣