怒髪猫なんじゃった

ニコライとアレクサンドラの怒髪猫なんじゃったのレビュー・感想・評価

ニコライとアレクサンドラ(1971年製作の映画)
3.7
ロシア🇷🇺のロマノフ王朝皇帝ニコライ2世と皇后アレクサンドラの最後の日々そして不運な運命を辿るその家族をドラマチックに描いた歴史🎬です。


上映時間3時間超の歴史ドラマ(真ん中辺りの時間で3分間程の休憩を挟んでいます)


ロシアが社会主義国家に移行していく最後の王朝の話だから最初はお決まりの睡魔が襲って来ますが我慢して鑑賞を続けると段々と面白くなっていきました。

日本が旅順へ侵攻していく話とかドイツが宣戦布告する話とか挿入されていて歴史観満載です。


最後の一部屋に集められた皇帝とその家族たちが記念写真のように壁を背にして佇むシーン(かなりの時間の無音で静止画が続く)はとても怖い・・これから起きる事が予感されて息を呑む時間が続くシーンです。


期待せずの初鑑賞でしたが・・歴史の断片を知る事ととても重いテーマではあったが感慨深く鑑賞した映画でした。