うみぼうず

ゲス・フー/招かれざる恋人のうみぼうずのレビュー・感想・評価

3.5
1967年の『招かれざる客』を黒人と白人を逆にしてリメイクした映画とのこと。個人的にココ最近 死刑制度取扱う重めの映画が多かったので、手放しで深く考えずに観れるものをチョイス。いい意味で予想通りで、もう気楽に楽しめる。

1967年はともかく2005年にこのテーマで映画が成り立つこと自体、本来考えなくてはならないことだと思うが、20年近く経過した現在でもあまり状況は変わらないのではないか…などと考えること自体野暮かな。

今でこそ相手がアジア人だったりイスラム系だったりと多様な恋人をテーマにした映画作品も多いけど、この作品の見どころとしては人種問題よりも娘の父と娘の恋人という不変のテーマであり、見終わった後はやっぱり男って単純よね〜と妙に納得してしまう映画である。おじいちゃんがキレるシーンが個人的に好きなとこ。

アシュトン・カッチャーはちょっとコメディテンポに合ってない?気もしなくはなく、なんとなくあのアンニュイな表情が気になってしまう。テレサはチャーミングで存在感あるなと思っていたらゾーイ・サルダナでしたか。特殊メイクしてない彼女は久しぶりに見た気もする…。
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