アシュトン・カッチャーが若い！映画というよりはTVでシットコムを観ているような軽～いコメディ作品。NETFLIXの新作「ユー・ピープル」をレビューしたときに、本作の焼き直しだと書いたものの、観たの大分前だったし怪しい発言しちゃったかなと思い再鑑賞。いや、思ってた以上に被っててむしろ驚いたの巻。
リメイク元の「招かれざる客」や前述の「ユー・ピープル」と比較すると社会的な要素はほぼ皆無でお気楽全開B級コメディな作りになっています。の割には、登場人物たちの言動の背景がB級らしからず妙にしっかり理論武装されているなと思いつつ、だからこそ会社辞めるのを事前に伝えてないこの設定だけがストーリーを盛り上げるためだけのテキトウなご都合主義で悪目立ちする... というのが実は終盤の仕掛けだったというのがウマい！
本作のゆる～いコメディの雰囲気にシットコム出身であるアシュトン・カッチャーの演技がよく似合っています。登場人物も困った黒人パパも含め皆愛らしさが感じられる描かれ方で、白人婿のサイモンもやられっぱなしではなく割とやり返していることや、他の家族は基本サイモンの味方であることから、不快感が感じられないのもよいです。
そういう設定だからといえばそうだけれど、男女観の古臭さは気になるかな、まぁ2005年の作品だからそんなもんか。
