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変態村のcamusonのレビュー・感想・評価

変態村(2004年製作の映画)
4.3
前知識を入れずに見たのですが、なかなかの良質なホラー映画でした。
原題はCalvaire。ラテン語で“ゴルゴタの丘”の意味だそうです。
「変態村」とは思い切った邦題を付けたものです。(原作レイプ的な意味で)


愛情、独占欲が一線を越えて、狂気に豹変して、監禁という流れ、
現実に起こりえる怖いシチュエーションは、映画「ミザリー」のようですし、

周囲から隔絶された山村の村人全員が狂人という
異常なシチュエーションは、ビデオゲーム「SIREN」(※)のような、
「どうあがいても、絶望」ですし、

それらがうまく組み合わさっています。


序盤の主人公の売女な人からのモテモテぶりも、
何とも奇妙な味わいなのですが、
その後主人公に起こる売女な人としてのモテモテぶりを
暗示していて面白いです。

終わり方は「ターミネーター2」を彷彿とさせます。


※「SIREN」は難易度が高過ぎて、1面クリアしたかしないかで放置したままです。
なんとなくイメージで知ったようなことを語っていますが、特に反省はしていません。
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