雨宮はな

変態村の雨宮はなのレビュー・感想・評価

変態村(2004年製作の映画)
3.0
これは邦題が悲劇的だ。
どうして「発狂村」とか「受難村」あたりにしなかったんだ。

情報量の少なさで、主人公と同じ立場に置かれたような不安定さや戸惑いを覚える。
「何がどうなってるの?」
「なんでこんな目に合うの?」
「おまえら、何なの?」
現実味のない事実を眺めているうちに、「いやいや、それは無いでしょう」っていう展開がどんどん繰り広げられては進んでいく。

原題の「CALVAIRE」には“連続した試練”や“苦難”という意味があるらしく、ようやく本編の不可解さや理不尽さが腑に落ちた。
雨宮はな

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