見応えあり!
終わったあとのなんとも言えない余韻がすごいです。
ねっとりとまとわりついてくる余韻。
最後のテロップ、総作、指揮、監督、全部西川美和って流れるの超かっこいい。
言葉にできないどうしようもない感覚、
自分の中のいじましさ、やるせなさ、優しさ、愛…
なんか色んな感情が、ごった混ぜになってぐちゃぐちゃと蒸し返される感じ。
ストーリー的には、ダークだけど、嫌な感じが残ることはない。
悪人はいない。
阿部サダヲが、ガッツリハマり役すぎ。
ほんとにどうしようもない奴だけど、人を惹きつけてやまない。
妻は自分には、何もないと思ってたのかな。松たか子の表情がすごかった。
底無しに何もない。
それは怖くて、どうしようもなく寒い。
それを埋めようとして、余計に寒くしてしまったのかな…