原題『夢売るふたり』 (2012)
監督・脚本・原案 : 西川美和
撮影 : 柳島克己
編集 : 宮島竜治
音楽 : モアリズム
出演 : 松たか子、阿部サダヲ、他
火事ですべてを失った夫婦が結…
このレビューはネタバレを含みます
里子(松たか子)と夫の貫也(阿部サダヲ)の二人が営む小料理屋がふと目を離したすきに火事になるが、簡単に全部燃えてしまい過ぎで、二人の拠り所が無くなるという意味なんだろうけれど、ちょっと安易な話の作…
>>続きを読む《内容》
小料理屋を火事で失った夫婦。
再起のため2人が選んだ道は
結婚詐欺だった。という映画🎦
《詳細》
監督は『すばらしき世界』『ゆれる』の西川美和。
《感想》
本作も、もれなく面白かった.…
松たか子を改めて見直した。ここまで人間の内面からふつふつと湧き上がる心情を見事に表現できるとは。 『告白』でも怖さを表していたけど今作はそれ以上にすごい。 『告白』は復讐心が浮世離れしていたけど西川…
>>続きを読む悪いことを悪いことらしく見せることや、悪いことをカッコよく見せること(良いことを良いことらしく見せることと、良いことをカッコ悪く見せることも同様に)ができる人は多そうだけど、
悪いことを“そんなに悪…
万に一つのタイミング
“ふたり”だからこそできた人生の回り道。
仕返しにも思える妻の作戦と妻のために実行する夫。
どんな状況でも食に関わる仕事にこだわる夫。
正当化するために使う「借りる」という言…
繁盛していた小料理屋をゼロから立ち直そうと努力する夫婦の話。再建に向けての考え方が違う方向へと進んでしまう。人間の善と悪が入り混じった感情の表現(松たか子と阿部サダヲの演技)が良かった。夢を追うため…
>>続きを読む西川監督作品は、どれも素晴らしいですね。
小生はしたたかな女性ものが好きなので、これが一番だったかも。
阿部さんと松さんはもちろんですが、端役の方々もそれぞれに深く、蟻の巣のようにつながっていく人間…
このレビューはネタバレを含みます
自宅(CS放送)にて鑑賞。この監督は『ゆれる('06)』、『ユメ十夜(第九夜・'07)』に次いで三回目。序盤~中盤はコミカルに描かれるが、後半の修羅場で雰囲気や印象がガラリと変わる。脇をしっか…