凄いなあ、こんな映画があるとは。死ぬ前に観ることができてよかった！と思わせる魅力がある。
どこかでジョン・ウェインがキレたり、裏切り者が出たり仲間割れしたり、誰かが死んだりすることを予測して観ていたのだが、全然そんな映画じゃなかった。正直160分は長すぎで、途中で中弛みはするのだが、そのこと自体愛おしくなる。
特撮もCGも無かった時代、爆走するサイが並走する車をツノで攻撃してくるのを撮ろうなんて正気の沙汰ではない！スタントは当然使っているんだろうけど、暴れるバッファローをロープで捕らえて檻に入れるシーンなんかは明らかに役者たちが演じているように見える。そしてラストの子象たちは面白すぎ。完全に象たちが「演じている」境地に達している。
