Bobsan

放課後のBobsanのレビュー・感想・評価

放課後(1984年製作の映画)
5.0
ショーン・S・カニンガムが監督しているので、てっきりホラー映画だと思ったら青春学園バイオレンスでした。カニンガム監督は70年代に「がんばれダウンタウンキッカーズ」や「GO!GO!タイガース」といった青春映画を手掛けているので、この手の作品はお手のものなんですね。
主演の二人もとても魅力的ですが、不良グループのリーダー役で若きジェームズ・スペイダーが出ていたり、アビーの恋人役でこれまた若いエリック・ストルツが出ていて、なんとも堪らない気分になりますね。
作品終盤までは王道の青春映画なのですが、クライマックスに突入すると一気に主人公兄妹対不良グループのバイオレンス映画に様変わりします。兄妹が住むアトラクション施設を舞台に不良グループがショットガンをぶっ放し兄妹の命を狙いますが、兄妹はアトラクションの構造を利用して応戦し、不良達を一人ずつ始末して行きます。ここでホラー映画監督でもあるカニンガム監督の本領が発揮されちゃいます。闘犬に噛み殺させる、観覧車から落下させる、感電死させる、爆走するジェットコースターで頭を粉砕させる、火炎放射で焼き殺す。よっ!待ってました!と思わず声を掛けたくなりますね。
ホラー映画監督が久し振りに青春映画を撮るとこういった唯一無二の面白作品になるんですよ!
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