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二十四の瞳のkogureawesomeのレビュー・感想・評価

二十四の瞳(1954年製作の映画)
4.0
名前は知っていたが、今まで観ていなかった名作。

ロケ地選びが秀逸、白黒でも風景が綺麗。
バスガイドのナレーション付き観光番組みたいなシーンもある。
いいお天気の日、風が吹くところ、雨が降るところが好きだった。
子供たちが洗練されていなくてかわいい。
古いから台詞がよく聞き取れないとこもあるけれど、とにかく叙情的。

12人の子供たちが、怪我をして学校を何日も休んでいる大石先生(高峰秀子)に会いたくなって、遠い道のりを歩いて行くシーン。最初は元気が良かったが、だんだんとぼとぼになり、そのうちに泣いてしまう。そこに大石先生が乗ったバスが通り過ぎて、先生を見つけた子供たちは元気を取り戻して追いかけるところは観ている方も気持ちが駆け出してしまう。

涙、涙のモノガタリ。
子供たちが泣き
先生が泣き、
観ている観客も泣いてしまう。

昭和初期から昭和21年の約20年間の話だ。

印象に残った台詞は
「自分にガッカリしちゃダメよ」
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