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二十四の瞳のmatsuomidnightのレビュー・感想・評価

二十四の瞳(1954年製作の映画)
3.9
憲法記念日とこどもの日の間であるみどりの日に、反戦映画でもある『二十四の瞳』を鑑賞。高峰秀子が若い新米教師から初老まで演じる。見た目はもちろん、発声もそうとしか見えない。

今は木下恵介の評価はあまり高くはなくなったが、この作品はこの年『七人の侍』をおさえて1位になった。(ちなみに1954年は、『ゴジラ』と溝口健二の『近松物語』が。洋画でもエリアカザン『波止場』にヒッチコック『裏窓』、フェリーニの『道』にヴィスコンティ『夏の嵐』ロッセリーニ『イタリア旅行』。まさに名作の当たり年だった。)

それにしても日本人の何と無垢なことよ。そうか、敗戦から9年しかたってなかったのか…。
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