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枯葉のhoopのレビュー・感想・評価

枯葉(1957年製作の映画)
3.7
バラカン・ビートで話題になっていたので鑑賞。
主人公のアンサはどこかで見たと思ったらトーベに出演していた。そういえば映画の舞台はどちらもフィンランド、ラジオからは度々ウクライナの戦禍が聞こえてくるロシアとの距離。
重い空気が漂うヘルシンキで働く女と男。どちらも今ひとつ冴えない二人だけど互いに惹かれ合う。いやホラッパにいたっては冴えないどころか、アル中のダメ男と言っても良い。そんな地味な二人による特に盛り上がりが無い恋愛がこの映画の良さなんだと思う。
そしてラジオやカラオケで流れる様々な音楽はとりとめがないけれど映画を盛り立て、またホラッパの友達の歌はとても上手いとは言えないが、この映画のとぼけた面白さのひとつでもある。
もう一つ加えるなら犬のチャップリンがとても良い演技をしている。
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