ねこじた

コレラの時代の愛のねこじたのレビュー・感想・評価

コレラの時代の愛(2007年製作の映画)
2.0
原作ノーベル賞作家マルケスのラ米文学に、ハリポタの監督と、ノーカントリーのバビエルが果敢にも挑戦してスベった作品、と見做した。

正確には51年9ヶ月と4日、1人の女性を思い続け追いかける。この妖しさは、映画になると明快になり過ぎて魅力が損なわれてしまった。この脚本家も好きだったが、もっと抜け殻感を出すことは差し支えがあったのか?

70歳を超える老人になり、初恋の愛し続けた人との初めての逢瀬時に、622人の女性と関係をを持ったくせに、
「純潔を守り通した」と、
嘘の迷言が言えるカッコよさよ。
コレラ患者が居るという目印の旗が揺らめく船と、この台詞が聴けたのは良し。
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