よーだ育休中

アナコンダ2のよーだ育休中のレビュー・感想・評価

アナコンダ2(2004年製作の映画)
3.0
ニューヨークの製薬会社が開発中の新薬は《寿命の延長》を可能にする画期的なものだった。材料は七年に一度だけボルネオの奥地で花開く《不死の蘭》。調査隊は危険を覚悟で雨季の密林を遡行するが…。


◆冒険要素が強くなってカムバック!

ジャングル・クルーズのように密林を流れる大河を遡行する一行が、超弩級の大蛇に襲われる様を描く。前作と基本的な骨子は変わらないが、今作で大きく異なるのは二点。

☑︎ 構成員間の信頼関係
☑︎ フィクション全開のアナコンダ

今作もクルーの中に裏切り者が居るのは同じ。大きく違うのは《勝手知ったる旧友が私利私欲に溺れたこと》に起因している事。やってることはクソ野郎でも行動原理は非常にわかりやすい。
前作でヒールを見事に怪演したJon Voightの不気味さと比べると、今作のヒールは遠く及ばなかった感が否めない。

かつ、今作ではボートの所有者でありガイドも務めるBill(Johnny Messner)が頼りになりすぎる!前作ではリーダーが真っ先に退場してしまったことで生じた疑心暗鬼が今作にはない!“何人か欠けるだろうけどアニキについてけばなんとかなる”感が半端じゃない!これガイド役の人ステイサムとかロック様でもよかったんじゃない?笑


ボルネオには生息していないアナコンダを登場させて、《不死の蘭》の不思議パワーで寿命を延長。成長し続けた恐ろしい巨大なモンスターという設定を公式にぶっ込んできた今作。前作以上に激しい狩猟シーンを披露してくれるので見応えはバッチリ!(ティタノボアが生き残っていたパターンでもよかった気がするなぁ。)


ANACONDA“S”のタイトル通り、あちらこちらから蛇がわらわら湧いて出てくるので、対抗する人間も頑張る!前作ではあんなに苦労して倒した大蛇を、今作では割とあっさり二、三匹やっつけることに成功。女の子の細腕で首をバッサリとか!ホラー感?ねーっす!


*雑記*
物語の序盤、続編ならではの《蛇の見切れさせ方》はお上手だったと思います!
モンスターパニック物って一作目で正体バレちゃってるから、続編で勿体つけてもしょうがないもんね…!