あかぽこ

小説吉田学校のあかぽこのレビュー・感想・評価

小説吉田学校(1983年製作の映画)
3.5
麻生太郎 財務大臣の爺っちゃん、吉田茂が主要人物の長編小説が原作。
7か8部構成(うろ覚え)で、その第一部を映画化。

第二次世界大戦後、アメリカ政府の傀儡政治を回避する為、保守政党を貫く民主自由党総裁 吉田茂が率いる門下生達と、それを由しとしない鳩山革新派及び真のフィクサーで吉田の好敵手 三木武吉との派閥争いを軸に、吉田政権退陣、第二次鳩山内閣成立、そして自民党結成までを描く 実録政界ドラマ。

昔、原作も読んだが、政治用語や政界内を調べらる事が出来るツールなど無かった為 途中で挫折…今はwiki等で気軽に調べられるので、理解に苦しむ事無く鑑賞。

米占領下をモノクロ、独立後はカラー映像で対比を表し、なかなか重厚な作風に当時の豪華キャストと、この手の作品としては比較的短めな2時間ちょっとの尺で、苦痛も感じず個人的には見応え有った。

現政界に携わる面々の先祖達も物語に多数関わっており、その系譜や職務等を知るだけでも、いい勉強になりました~(^^)
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