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浮き雲のilのレビュー・感想・評価

浮き雲(1996年製作の映画)
3.3

カティ・オウティネンの虚無顔。

誠実が負けるなんて嘘だろ。
を尽く鬱々展開から逆転するドラマで魅せる。

敗者シリーズ一作目。らしい。

職にあぶれる=絶望という中でも、
少し呑気目なシリアスで描かれているしあくまで寓話的様式美なフィクションで見せるからこそ観てられる。

淡々とした演技の中にグラデーションがかった感情の機微と愛を感じる。
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