おみそ

浮き雲のおみそのレビュー・感想・評価

浮き雲(1996年製作の映画)
4.0
「過去のない男」が面白かったので続けてこちらも鑑賞してみた。「街のあかり」と合わせて敗者三部作って呼ばれてるのね。

冒頭で物語とはなんの関係もないソウルミュージック歌手がピアノ弾き語りする映像から始まる本作は、三部作のなかでも一番音楽が流れる頻度が多かった気がする。

「過去のない男」に引き続いて重要な役回りを見事に演じたカティ・オウティネンさん。演技を見てるうちにすっかり好きになった。自分と同じようにカウリスマキ氏の作品を見ていくうちに、彼女のことも一緒に好きになっちゃう人多いんだろうな、きっと。

終盤で初入店のお客さんを接客する大切なシーンで「その接客で大丈夫??」って心配しながら見ちゃったの、きっと日本人ならではだよね。
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